マイクロスケールケミストリー(マイクロスケール化学実験)
酸塩基
→ 先端にチップを付けた1mLシリンジをビュレット代わりに、スクリュー管ビンをコニカルビーカーの代わりにして、マイクロスケール化した中和滴定実験を行った。
→メスピペットとルアーストップコックを使って、制作費が1000円以内で収まる簡易型のビュレットを作成した。コックの開閉操作も比較的滑らかにでき、操作時にぐらつかないビュレットができた。
→簡易型のビュレットの先端部を改良して、1滴ずつ確実に滴下することができるビュレットを製作した。
酸化還元
→ 様々な酸化剤と還元剤との酸化還元反応をマイクロスケール化して行わせた。
電池
→ 身近にあるものを利用して、マイクロスケール化し且つ長時間放電できるダニエル電池を作成した。
→ ダニエル電池の正極は銅板である必要があるのか? 負極電解液は硫酸亜鉛水溶液である必要があるのか?
→ ダニエル電池と同じ装置を使って、硫酸酸性の二クロム酸カリウムを正極活物質、亜鉛を負極活物質とした電池を作成した。
→ 隔膜として電解質を含む寒天を使うことで、長時間放電させることができる二クロム酸イオン-亜鉛電池ができた。
→ 正極にも負極にも金属を使わない電池を作成し、電池は酸化剤(正極活物質)と還元剤(負極活物質)、電解液と電極で組み立てることができることを示したい。
→ マンガン乾電池の元になったルクランシェ電池を作成し、マイクロスケール化した電池でもかなり長く放電を維持できることを確認した。
→ 小さな鉛板を使って、充放電をしっかり確認できる鉛蓄電池を作成した。
→ 前回の鉛蓄電池を少し改良して安全に生徒実験できる鉛蓄電池を作成した。
→ アルミニウムを還元剤、二クロム酸カリウムを酸化剤とした電池を組み立てた。
→ 亜鉛を還元剤、硫酸酸性過マンガン酸カリウムを酸化剤とした電池を組み立てた。
→ 備長炭電池をマイクロスケール化し、電導性竹炭と亜鉛板を利用した竹炭電池を作成した。
→ 燃料電池車という玩具の補充部品で性能の良い電池を簡単に組み立てることができる。
電気分解
→ 食塩水を電気分解することで何ができるかということを各種指示薬を用いて調べた。
→ 電気分解に於ける陽極物質(鉄及び銅)の溶出反応を視覚的に確認する方法についていくつか実験した。
酸化還元滴定
→ マイクロスケール化した酸化還元滴定(先端チップ付きの1mLシリンジでビュレットを代用)によりビタミンC入り清涼飲料水中のアスコルビン酸(ビタミンC)の量を測定。
無機化学